エットレ・バスティアニーニ研究会 2014年度活動行事計画



Activities of The Association for 2014
Attivita dell’Associazione in 2014

2014・1~2014・12


1月     新年度 会費納入案内

1月13日大阪音楽会(第9回)

☆♪★♫主に会員の方々の歌とピアノの演奏を楽しみます。
会場 日本基督教団浪花教会
日時 PM2:30~5:15



声楽&ピアノコンサート プログラム 
演奏者16名
演奏順記載

第一部

1、東恵美 カッチーニ「アヴェ・マリア」
2、藤満健 マルチェッロ「私を燃え立たせるあの炎」
3、志熊道夫 ガスタルドン「禁じられた音楽」
4、横川隆一 トスティ「理想の人」
5、刈米興子 ロッシーニ「ラ・ダンツァ」
6、山口俊二 コンヴァース「星の宙」、杉山長谷夫「花嫁人形」

ピアノ演奏
7、藤田牧子 ウエーバー「ソナタ2番」3、4楽章


8、武井正之ソ ヴィエト歌謡「鶴」、ムソルグスキー「蚤の歌」、滝廉太郎「荒城の月」
9、丸山幸子&横川隆一 ヴェルディ《ラ・トラヴィアータ》「パリを離れて」

ピアノ演奏
10、大井千世 ショパン=リスト「6つのポーランド歌曲」5より「私の愛しい人」、ショパン「ソナタ3番」1楽章

第二部
ピアノ演奏
11、水沼寿和 アリャビエフ=リスト「鶯」、ヴェルディ=リスト《エルナーニ》演奏会用パラフレーズ


12、丸山幸子 チレア《アドリアーナ・ルクヴルール》「私は芸術のつつましい僕」
13、志熊道夫 ヴェルディ《ラ・トラヴィアータ》「プロヴァンスの海と陸」
14、刈米興子 ヴィヴァルディ《バヤツェット》「私は無視された妻」
15、東恵美 団伊玖磨《夕鶴》「さようなら」
16、武井正之 ヴェルディ《ドン・カルロ》「ひとり寂しく眠ろう」
17、大谷陽子 ヴェルディ《ラ・トラヴィアータ》「ああ そはかの人か」「花から花へ」

ピアノ連弾演奏
18、長畑暁子&藤満健 エドゥアール・ヴォルフ、藤満健 編曲「イル・トロヴァトーレの主題によるデュオ・ブリラント」


伴奏ピアノ演奏者()内数字は演奏順番号

赤松充子(武井正之8.16)、浦史子(志熊道夫3.13)、
大井千世(大谷陽子17・丸山幸子9・横川隆一4.9)、
長畑暁子(藤満健2)、藤田牧子(東恵美1.15、・丸山幸子12)、
松尾美智子(山口俊二6)、水沼寿和(刈米興子5.14)


歌曲、オペラアリアの歌とオペラ2重唱、ピアノ独奏と連弾という盛りだくさんのプログラムで大勢の観客の皆様に喜んで頂け、演奏者と共に楽しく賑やかなコンサートとなりました。


20140113


1月18日東京ミニ音楽会(第8回)

☆♪★♫主に会員の方々の歌とピアノの演奏を楽しみます。
会場 代々木の森 リブロ音楽ホール
日時 PM4:00~5:30



演奏会プログラム


1、会田訓子 シュワルツ「ウィキッド」~「魔法使いと私」「私はその彼女じゃない」
2、刈米興子 ドリーブ「カディスの娘」マスネ「ル・シッド」~「泣きなさい、私の瞳」
3、久保庭重夫 マルティーニ「愛の喜びは」モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」~「奥さん、これが恋人のカタログ」
4、白水寛子 チレア「アドリアーナ・ルクヴルール」~「私はつつましい芸術の僕」マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」~「ママも知る通り」 
5、多田暁美 中田喜直「雪うさぎ」、箕作秋吉「悲歌」プッチーニ「蝶々夫人」~「おまえ、かわいい坊や」

ピアノ
1、水沼寿和 ヴェルディ=リスト「エルナーニ」による演奏会用パラフレーズ、ショパン「ノクターン」

歌伴奏者
竹内知子1,3,4,5と全員合唱曲。水沼寿和2

20140118

3月29日 大阪 勉強会(第33回)

「レニャーノの戦い」 ヴェルディ
ローマ帝国復活を夢見た教皇の介入により、複雑化したイタリア事情とコムーネの誕生

解説 桂川 清子
Commentator: Kiyoko Katsuragawa
Commentatrice:kiyoko Katsuragawa
会場 大阪市駅前第2ビル 大阪市立総合生涯学習センター 6階 第2研修室
日時 総会PM1:30~2:00 勉強会 2:00~5:00


「レニャーノの戦い」は、イタリアでは皇帝軍にコムーネが勝利した記念としてお祭りも行われている大事な戦いとして知られている。12世紀戦い時の教皇と神聖ローマ皇帝フリードリッヒ1世(オペラではフェデリーコ・バルバロッサ)の関係、ロンバルディア同盟の各都市の思惑、市民軍のそれぞれの状況を解説された。恋愛と友情が絡んだドラマはオペラではよくある設定だが、1961年のスカラ座シーズン開幕初日公演でバスティアニーニ、ステッラ、コレッリの圧巻の声の饗宴には、最近の歌手たちの及ばない歌唱力の魅力を感じられていた。ヴェルディが込めた「イタリア国家統一運動」の熱意とこの有名な歴史的戦いを理解しながら鑑賞して頂けた。

作品背景の理解が掴めた、普段ここまでわからないことがわかった、という声を多く頂きました。


20140329



4月5日 東京 勉強会(第28回)

「運命の力」 ヴェルディ

ドラマ性表現、音楽作風の集大成と新たな模索の結晶作品

解説 丸山 幸子
Commentator: Sachiko.Maruyama
Commentatrice: Sachiko.Maruyama
会場 品川区立中小企業センター
日時 総会PM1:30~ 勉強会2:00~6:00

 

ヴェルディがそれまでの作品と違う作風を試み、それが以後の《ドン・カルロ》の深い感情描写に繋がり、近代的なオペラ作風への足掛かりとなった。後の《アイーダ》≪オテッロ≫≪ファルスタッフ≫を生む重要な位置にある作品を音楽面から見る。自作改作した作品が多いが、この《運命の力》に関しては、初演版のドラマティックさには高い評価がされるべきである。改訂版との違いを見、特に初演版3幕からの暗明暗シーンそして4幕開始の明シーンと改訂版の暗暗明と4幕明シーンを解説し、それぞれの長短所を検証する。ヨーロッパ中を巻き込んだ18世紀オーストリア継承戦争を背景とした社会とその疲弊から生まれた原作からオペラとなった音楽は、ドラマからは1世紀進み、19世紀世相と社会に適合する音楽世界が求められ変換が迫られていた。改訂したことで初演版から矛盾が生じる歌詞があり、その矛盾に対応した上演の例や、僅かな歌詞に込められたドラマの背景なども解説。

初演版と改訂版をしっかり把握できた、細かく検証した内容から多くが学べた、この作品の位置の重要さがわかった等の声を頂いた。

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❀★✪ 6月に研究会は、定期活動を開始して10周年となります。

6月8日東京 勉強会(第29回)

「二人のフォスカリ」 ヴェルディ

ヴェネツィア共和国、政治に翻弄さ
れる商人貴族たち

解説 桂川 清子
Commentator: Kiyoko.Katsuragawa
Commentatrice: Kiyoko.Katsuragawa
会場 品川区立中小企業センター
日時 PM2:00~6:00

 

15世紀半ば、繁栄の最中にあったヴェネツィア共和国10人評議会を舞台にした過酷な政争背景をしっかり把握することこそ、この作品への理解の重要ポイント。背景を知ると父子の情愛を表に出せずに苦悩するだけでない人間ドラマを、ヴェルディが社会の不条理と共に描きたかったことが見えてくる。作品を深く理解できたという参加者の声を多く頂いた。

 

 

7月12日 大阪 勉強会(第34回)

「スペードの女王」 チャイコフスキー

チャイコフスキーが音にしたロシア社会と人

解説 丸山 幸子
Commentator: Sachiko.Maruyama
Commentatrice: Sachiko.Maruyama
会場 大阪駅前第2ビル 大阪市立総合生涯学習センター  6F 第2研修室
日時 PM2:00~5:00

 


ロシアが生んだ天才そして人気作曲家チャイコフスキーオペラの理解とロシアオペラや音楽を見る意味で取り上げた。既にロマン派音楽が古くなり、現代音楽の潮流にあった中で、作曲家は「精神性オペラ」で、人間と社会の問題を提起した。ロシア近代音楽化への道と近代化に進む帝政ロシア社会で、「必然的に」ロシア国民楽派とプーシキンはじめとする文豪が生まれる。多くの要因に影響されながら、独自の音楽スタイルで社会と人を描き出した。様々な公演と演出からテーマをどう描いたか、日本ではソヴィエト時代の来日公演で紹介され広まったことにもデータで言及。


参加者から❣・作品名は知っていたが、きちんと聴いたことなかったので期待していた ・作品を良く理解できた ・資料が読みやすくありがたい ・チャイコフスキーそのものへの再評価をした ・ロシアの当時の時代や様子がわかり、プーシキンに興味を持った ・知っていたが、細かく今日知ることができた ・オペラに派手さがなかったので、まともに聴いたことがなかったが、優れた構成力と教養で成し遂げられたことが分かった。決して「白鳥の湖」に象徴される作曲家ではない。改めてチャイコフスキーに感服した。交響曲管弦楽曲ピアノやヴァイオリン協奏曲室内楽歌曲バレエ曲・・とオペラ、これほどの大作と多作のしかも優秀な作品を生んだことが素晴らしい。他の作曲家に影響を与えている。チャイコフスキー再評価の機会となった。等の感想を頂いた。



 

スペードの女王

8月 東京 夏のお楽しみ特集(第6回)

バレーとオペラに見る《ドン・キホーテ》

 

解説 桂川 清子
Commentator: Kiyoko.Katsuragawa
Commentatrice: Kiyoko.Katsuragawa
会場 品川区立中小企業センター
日時 PM2:00~6:00

マスネの音楽から気高い道化師ともいえる老騎士の哀れさが胸に迫るオペラも素晴らしい。そして、歴史の重みを感じさせてくれるパリオペラ座のバレエ舞台に込める装置美術スタッフの情熱と力量が伝わり、両芸術の厚みを感じた感想を頂いた。


9月 大阪 特別勉強会(第2回)

「オペラポプリ」 三部構成


Commentator: Nobuo Mori Tooru Yamashita

Commentatore: Nobuo Mori Tooru Yamashita

会場 大阪駅前第2ビル 大阪市立総合生涯学習センター
日時 PM2:00~6:00



第一部 ご逝去された会員への追悼 2013年、2014年に亡くなられた会員3名の方々を写真や音楽で偲ぶ。家族より親しく親密に交際し、心が深く通じ合い、オペラを楽しみ合った思い出を語って頂いた。 進行 丸山幸子

第二部 「ヴェルディ、プッチーニと生きたトスカニーニ」 解説 森 信雄 大指揮者のデビューから引退までの活動、人間性とオペラ上演改革に尽力した功績を中心に言及された。

第三部 「やましたとおるのイタリアオペラ」 解説 山下 徹 ワーグナーの魅力も認めながら、ロッシーニ他のイタリアオペラの人の心に直観的に響く美と魅力について話された。

 

 

11月2日 大阪 勉強会 (第35回)

 

「カラスのライヴァルたち

海賊版の女王 レイラ・ジェンチェルの場合」


解説 西木 正

Commentator: Tadashi Nishiki

Commentatore: Tadashi Nishiki


会場

会場 大阪市立生涯学習センター

日時

勉強会 PM1:00~5:00

 

多くのライヴ録音が残りながらスタジオ録音が少ないので、「海賊版の女王」と言われていることでも有名です。カラスやバスティアニーニとその後に続いたカバリエ、クラウス、パバロッティの時代にも活躍したオペラ黄金時代を見る上で意義ある実力派ソプラノ歌手でした。オペラの醍醐味は歌手たちの声の饗宴も大きな要素。コッソットと火花を散らすヴェローナのアイーダや、バスティアニーニや多くのライヴ盤を紹介し、当時のテノール歌手や名歌手に言及、流麗な音楽と迫力ドラマを歌の声で展開させるイタリアオペラの真骨頂、当時のオペラ界の華やかさを提示された。また参加者のある女性は、1972年大晦日にフィレンツェで≪アッティラ≫のギャウロフとムーティ指揮の共演でジェンチェルを鑑賞された思い出を話された。



カラスのライヴァルたち

11月30日 東京 勉強会(第30回)

「ホフマン物語」オッフェンバック
オペレッタで一世を風靡したオッフェンバック最後の未完の大作

解説 桂川 清子
Commentator: Kiyoko.Katsuragawa
Commentatrice: Kiyoko.Katsuragawa
会場 品川区立中小企業センター
日時 PM2:00~6:00

 

三つの話しに各主人公がいたのを台本作家のバルビエがホフマンの物語にしたことや、展開のため狂言回しのような役割を持たせるミューズやニクラウスを登場させたこと、オッフェンバックが当時の世相にアイロニーを織り込んだ才能などに言及。

11月 大阪 勉強会(第35回)

「トリスタンとイゾルデ」ワーグナー

作家としての才能、「恋愛心理と究極の愛」を芸術的高邁な音楽で昇華させた異色作

解説 丸山 幸子
Commentator: Sachiko.Maruyama
Commentatrice: Sachiko.Maruyama
会場

大阪駅前第2ビル 大阪市立総合生涯学習センター  6F 第2研修室 (予定)

日時 PM2:00~5:00



1月 大阪 音楽会と新年会

主に会員の方々の歌とピアノの演奏を楽しみます


1月 東京 東京ミニ音楽会

主に会員の方々の歌とピアノの演奏を楽しみます


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