三浦洋一氏 死去 伴奏ピアニスト第一人者

2009年1月22日・胃がんにより75歳で芸術活動とその生涯を閉じられました。
新聞訃報欄などで1960年代から世界的名歌手、フランコ・コレッリ、ジェラール・スゼー、フェルッチョ・タリアヴィーニ他の信頼が厚く氏の伴奏で日本公演リサイタルが数多く行われたことが書かれ、その歌手の名ではバスティアニーニの名が一番目に書かれていたものもありました。 「バスティアニーニ没後35周年・40周年偲ぶ会」で、氏がバスティアニーニへの思い出を敬愛と懐かしさを込め、また伴奏されたことを誇らしく語って下さいました。
「バスティアニーニ来日時に、最も長く接していたのが私です。マエストロと私を呼んでくれ、ずっと楽しくしかも礼儀正しく接してくれた。もう一度できることなら一緒に仕事したかった。」と熱く語って下さったそのお言葉とお姿は心に刻まれ残りました。 世界的な伴奏ピアニストのお一人でいらっしゃるのに、氏の名古屋のご自宅でも、気さくにバスティアニーニや共演されたアーティストの数々のお話を楽しくして下さいました。

研究会として謹んで哀悼と敬意の念を捧げます。ご逝去まことに残念です。

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